数理の基礎の課題へのコメント

投稿者: | 2024 年 8 月 20 日

中間課題について

ナッジとは何か(どのような理論か)、どのような場面で使われているか、を調べ、A4用紙1枚程度(700字以上、1,000字未満+最後の行に参考文献・サイト)にまとめる、というものでした。

Q&Aの7月8日にも書いていましたが、いくつかの文献やサイトにくわしく掲載されていますが、いくつかを比べて、上記に記載したことがちゃんと書かれているか、がチェックポイントでした。

ナッジとは何か(どのような理論か)について、2行程度で簡単に書いてくれた方もいましたが、EASTやNUDGESについて丁寧に書いてくれた方のほうに高い得点をつけました。

どのような場面で使われているかについても、名前だけあげてくれていた方もいましたが、どのように使われて、どのような効果をもたらしているのかについて書いてくれた方のほうに高い得点をつけました。

A4用紙1枚程度に、700字以上、1,000字未満、という指定でしたが、上記の事柄を丁寧に書こうとすると700字程度ではなかなかまとめきれなかったようです。1,000字いっぱいまで使って書いてくれていました。

最後の行に参考文献・サイトが書かれていることはとても重要で、形を守っていくことを意識してもらえるよう授業時にお話していたかと思いますが、残念ながら、何人かの方が書かれていませんでした。


最後の課題について

このサイトの該当する授業のページに書かれている順番に沿って、ある程度順番通りに問題が並んでいたため、気づいてくれた方も大勢いたと思います。

1つ1つ丁寧に辿っていくと、答えられる問題でしたが、他の課題やテスト対策で時間が取れなかった方もいたかもしれません。検索してくれたのでしょうか、全く関係ない用語も見られました。

平均は100点換算で69.3点でした。

不合理行動と非合理行動の違いに気をつけましょう。

goo辞書には、

「不合理」は、思考、制度など実地の行動を伴わない方面に多く用いられる。
「非合理」は、仕事、工程など実地の行動を伴う方面に多く用いられる。
「理不尽」は、しかるべき道理が通らないこと。 あるべきでない行動に対して用いられる。

と書かれています。

経済心理学(行動経済学)では、思考を伴う不合理という言葉を使っています。

また、シミュレーションをシュミレーションと書いてくれている方が多くいらっしゃいましたが、間違えやすいので気をつけましょう。

解答

1.データマイニング、2.数理最適化、3.離散数学、4-1.数理、4-2.数理モデル、4-3.数学、5.供給量、6.不合理行動、7.行動経済学、8.経済現象や経済問題など世の中の仕組みを見る目が養われる、9.期待効用理論、10.心の会計、11-1.促進フォーカス、11-2.抑止フォーカス、12.ハウスマネー効果、13.サンクコスト、14.固定費、15.変動費、16.選択的意思決定、17.ヒューリスティクス、18.利用可能性ヒューリスティク、19.後知恵バイアス、20.代表性ヒューリスティック、21.連言錯誤、22-1.ギャンブラーの誤謬、22-2.(ギャンブラーノ)ゴビュウ、23.少数の法則の誤り、24.アンカリング効果、25.フレーミング効果、26.端数効果、27.ザイオンス効果、28.シミュレーション・ヒューリスティック、29.再認ヒューリスティック、30.仰角ヒューリスティク、31-1.認識、31-2.認知、31-3.意識、32.属性の置き換え、33.常識、34.損失、35.決定回避、36-1.現状維持バイアス、36-2.目標を小さくする、37.認知的不協和、38.損失回避性、39.合理化、40.編集、41.カプレカー数、42.おとり効果、43.時間選好率、44.将来価値、45-1.減衰曲線、45-2.成長曲線、46.完全数、47.あいまい性、48-1.プロスペクト理論、48-2.価値関数、48-3.確率荷重関数、49.確実性効果、50.富の変化、51.アルゴリズム、
52は、同調、ヴェブレン効果、サンクコストの呪縛、ハーディング現象、見せびらかしといった言葉を用いて説明されていれば得点としました。
53は、希少性は製品の価値を高める効果があることや、品切れ状態により、その製品が非常に人気であることを示していることなどが書かれていれば得点としました。