Excelによるグラフの作成は、入力した項目によって、簡単になったり、複雑になったりします。
項目名やデータの入力の仕方で作成されるグラフが変わってきます。
項目名が漢字、横軸となる、つぎの行以降が数字で入力されている場合は以下を参照してください。
Excel-グラフ作成例2(番号を入力した場合)
ここでは、横軸に氏名を指定する場合の演習です。
データ部分が、数字だけであれば、簡単にグラフが描けます。
しかし、次の例のように、もし漢字が含まれた場合、かなりな部分を修正しなければなりません。
以下は、その手順です。
- A2にまず氏名、下の行、A列には名前が入力されているとします。
- 次にグラフにしたいデータをすべてドラッグします。
- 挿入–グラフ-縦棒-2D縦棒-集合縦棒をクリックします。
- グラフが表示されますが、作成にあたって、対象となるデータ範囲が変わってきます。
これは、欠席という文字が入力されているため、そこまでが項目名であると、Excelが判断するためです。
そこで、以下のようにして修正します。 - グラフが表示されている部分(プロットエリア)にマウスを移動します。
- 右クリックし、データの選択をクリックします。
- 国語が選ばれているのを確認し、編集をクリックします。
- 系列名の欄をB2(国語)に上書きします。それには次の2つの方法があります。
1.消してから、項目9のようにB2を指定する方法
2.下のように、=Sheet2!$B$2:$B$6 を全部選び(ドラッグし)、黒く反転している状態で、項目9番のように、B2を指定する方法
- B2をクリックします。
- 系列値の欄をドラッグします。
- 国語のデータが入力されている欄(B3からB12まで)をドラッグします。
- 国語のデータ数だけグラフが表示されます。
- 数学も上と同様にして、編集します。
数学をクリック、編集をクリックします。
- 系列名と系列値をそれぞれ正しい値に変更します。
- 英語も同様にして編集します。
英語をクリック、編集をクリックします。
- 系列名と系列値をそれぞれ正しい値に変更します。
- 3つの科目の縦棒と右側の判例が正しく表示されました。
次に、横軸の名前を修正します。 - 右側の欄、横(項目)軸ラベルの編集をクリックします。
- 人数分の氏名(A3からA12まで)をドラッグし、正しい値に変更します。
- OKをクリックします。(斉木から表示されています)
- 横軸に氏名が正しく表示されました。完成です。