割合%で考える

投稿者: | 2024 年 5 月 19 日

たとえば、あなたは都内の大学に通っている学生です。
月五万円の収入があり、生活費にあてています。

内訳は、
電車代 600円/日、月に18,000円、
食費は、800円/日、月に24000円、
教材費は、1000円/月、
洋服などに、6000円/月、
予備費に残り1000円/月。

ある月に、普段頑張ってくれているから、と一万円ボーナスが出ました。

どのように使いますか?


自由に使っていいお金と考えて、増えた1万円の全てを遊興費に使う人もいるでしょう。(心の会計)

この場合は、使って終わりです。これからも変わらない生活が続きます。

もしかすると、少し使いすぎて予算オーバー、予備も使い切って借金にまで及ぶかもしれません。

この場合、次の月がきびしくなります。


では、割合で考えるとどうなるでしょう。

5万円が6万円になりました。

何%増えましたか?


20%増えました。
10000 ÷ 50000 = 0.2 と計算できます。

この20%をそれぞれの予算に割り振ります。

電車代 600円/日、月に18,000円、
食費は、800円/日、月に24,000円、
教材費は、1,000円/月、
洋服などに、6,000円/月、
予備費に残り1,000円/月

電車代が、18,000 ✕ 0.2 = 3,600円/月、
食費は、800 ✕ 0.2 = 1日160円、月に4,800円、
同様にして、
予備費も、1,000 ✕ 0.2 = 月に200円、増えます。

3,600円で行けるところを探して、4800円でおいしいものや買い物に使っても、1,200円残ります。

この流れで生活していければ、収入が増えれば増えるほど、余裕資金を持った上で、生活費を上げていくことができます。


では、一万円減った場合はどうでしょう。

なんとなく食費を控えたり、洋服を我慢したり、一日一日をしのいでいく人もいるでしょう。

もし何ヶ月か続くと、貧しい生活を送っているかもしれません。

では、5万円から4万円になった場合のそれぞれの費用を計算してみましょう。

ここでも割合で考えます。

5万円のときの内訳は、

電車代 600円/日、月に18,000円、
食費は、800円/日、月に24,000円、
教材費は、1,000円/月、
洋服などに、6,000円/月、
予備費に残り1,000円/月

5万円から電車代18000円を引いた、32000円のうち、24000円が食費、6000円が洋服、遊興費、1000円が教材費、1000円が予備費でした。

電車代18000円は固定費ですので変えられません。
4万円から、18,000円を引いて、22000円。

月額を求めます。

食費は、22000 * 24000÷32000=16,500(円)、一日550円。

洋服、遊興費は、22000 * 6000÷32000=4,125(円)。

教材費は、22000 * 1000÷32000=687(円)

予備費も同額の687(円)です。

食費が少し厳しくなりますが、予備費も残っていますので、少しですが、心に余裕が持てます。

このように、%で考えていけば、突然解雇された、自主的に辞めて収入がなくなるということがなければ、予備費は0ゼロ円にはなりません。少しだけ余裕を持てます。

試してみてはいかがでしょう。